じっくり、たっぷり二席。
鰍沢
井戸の茶碗
前半の鰍沢は、おそらく最も三三が得意とするジャンルの噺。静かな語り口で聴き手をじわじわと引き込んでいくのはさすが。柳家の芸というよりは、先代の金原亭馬生の語り口に似ている感じがした。
井戸の茶碗は、前半が重々しい雰囲気だったために、よい解毒剤のようだった。最近三三は噺のテンポが少しゆっくりになった気がする。その間が大変良い。
40代も半ばになり、更に脂の乗ってきた三三をこれからも追いかけて行きたい。
「鰍沢」はDVDも出てるんですね。観てないのですが。
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